ニュース

News

年収の壁

2025年05月19日

税制改正で変わる「年収の壁」

 「年収の壁」とは、一定の年収を超えると税金や社会保険料の負担が増え、結果として手取り収入が減少する可能性がある収入の境界線を指します。特にパートやアルバイトなどの短時間労働者にとって重要な概念であり、働き方や収入の調整に影響を与える要因となっています。2025年(令和7年)度の税制改正により、これらの「年収の壁」に関する制度が大きく見直されました。

主な「年収の壁」と2025年度の変更点

1.100万円の壁(住民税)
年収が110万円を超えると、住民税の課税対象となります。この基準は自治体によって異なる場合があります。

2.103万円の壁 → 160万円へ引き上げ(所得税)
従来、年収が103万円を超えると所得税が発生していましたが、2025年度の税制改正により、課税最低ラインが最大160万円まで引き上げられました。

3.106万円の壁(社会保険加入義務)
年収が106万円以上で、週の所定労働時間が20時間以上、月額賃金が88,000円以上、学生でない、従業員51人以上の企業で働いている場合、社会保険(健康保険・厚生年金)への加入が義務付けられます。

4.130万円の壁(扶養からの除外)
年収が130万円を超えると、配偶者の扶養から外れ、自身で国民年金や国民健康保険に加入する必要があります。

 

https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm

(出典:国税庁ホームページ)

https://tinyurl.com/4t4ar7te

(出典:愛知県ホームページ)

お問い合わせ

CONTACT

お電話でのお問い合わせ

TEL:052-588-5155

営業時間 平日 9:00~17:30